ときえだ通信

2020年5月18日 月曜日

新型コロナウイルス最新の知見

まだまだ解明は不十分ですが、これまでにわかってきた情報を整理してみます。
このことから、多少なりとも対処法のヒントがありそうです。
・8~9割の感染者(特に持病がない人や小児)は軽症で経過し、快復します。
・重症化のリスクとそのメカニズムに3つのパターンがあります。
肺炎型;このウイルスは間質性肺炎を起こしますが、肺がかなりダメージを受けるまで自覚症状(咳や息苦しさなど)が軽いため、自覚症状が出た時には手遅れであることが多いようです(サイレント ニューモニアと言われる)。
早期にCTで肺炎を診断すること、SpO2で酸素化の状態を客観的にモニターすることが大事です。肺に持病(重症の喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺気腫等)のある方のリスクが高いと考えられます。
血管障害型;スイスからの報告では死亡した感染者は全身の血管炎の状態であったそうです。欧米からの報告でも、脳血管障害(脳血栓症)や心筋梗塞の合併増加が報告されています。持病(動脈硬化、高血圧、糖尿病)のある方にリスクが高くなる理由でしょう。
小児での血管炎の代表である川崎病の報告が米国で増えているのも、このことが関係していると考えられています。
サイトカインストーム型;稀にマイコプラズマ感染等でも見られますが免疫反応が強烈に起こり、リンパ球などの免疫細胞が病原体だけでなく自分の身体を攻撃することにより生じる現象です。特にウイルスは我々の細胞内で増殖する為、ウイルスに感染した自己細胞を手当たり次第に攻撃することにより起こると考えられています。多臓器不全で亡くなる方はこのタイプです。どのような体質の方が起こしやすいかは分かっていませんが、若い方の死亡例の多くはこのタイプと考えられます。
上記以外の情報として、男性ホルモンがウイルス感染と増殖を手助けするようで、重症者が男性に圧倒的に多いのもこれが関係しているようです。

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2020年5月 7日 木曜日

プランルカスト(オノン)を選択すべきですね

FDAから再度、強い警告が出ました。特にアレルギー性鼻炎には「処方を避ける」よう勧告されています。日本製のオノンにはこの副作用報告がありませんので今後はそちらを選択すべきですね。
FDA:シングレアにブラックボックス警告
自殺や抑うつのリスク上昇について以前から表示あり

国際医学短信2020年4月10日 (金)配信 一般内科疾患呼吸器疾患アレルギー疾患小児科疾患精神科疾患
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 米食品医薬品局(FDA)は、喘息およびアレルギー治療薬であるモンテルカスト(商品名シングレア)に対し、精神神経学的副作用との関連性について「枠囲み警告」(ブラックボックス警告)の表示を義務付けることを3月4日に発表した。

 FDAによると、同薬のラベルには以前から、「激越、抑うつ、睡眠障害、自殺念慮および自殺行動」のリスク上昇との関連性について警告が表示されているが、今回、最も強い枠囲み警告に変更された。新しい警告では医療従事者に対し、「軽度の症状、特にアレルギー性鼻炎の患者に対するモンテルカストの処方を避ける」よう勧告。枠囲み警告のほか、同薬を処方された患者には、予期されるリスクについて記載された特別な使用上の注意(Medication Guide)が配布される。

 同薬では、自殺およびその他の重篤な精神医学的イベントの報告後、2008年にそれについての警告がラベル表示に追加された。その後、FDAはデータを追跡してまとめ、昨年FDAの諮問委員会にて概要を発表。この委員会での評価に基づき、FDAは「一部の患者において、特に疾患の症状が軽度で他の治療薬での適切な治療が可能である場合、モンテルカストのリスクがベネフィットを上回る可能性があると判断した」という。

 FDAの肺・アレルギー・リウマチ製品部門長のSally Seymour氏は、「米国には数百万人の喘息またはアレルギー罹患者がいて、その治療に同薬を使用していることは理解している。モンテルカストの使用に伴う精神神経学的イベントの発現率は明らかではないが、重篤な症例もいくつか報告されており、多くの患者および医療従事者はこれらのリスクについて十分に認識していない」と述べている。

HealthDay News Physician's Briefing 2020年3月5日

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