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よくある質問

よくある質問

他院で「喘息気味ですね」と診断され、発作が起こる度に治療を受けていますがあまり良くなっていません。喘息はこのまま治らないのでしょうか?

喘息のページで御説明したように、喘息を治すためには症状がある時だけの①発作時治療のみではなく、②根治療法を継続することが大事です。小児の場合、喘息の治癒は可能と考えます。

アトピー性皮膚炎と診断され、食事制限が必要と言われました。いつまで制限が必要でしょうか?

食物アレルギーを合併しているのであれば、原因食物の特定を行い除去食が必要です。3歳をめどにその時の状態で経口免疫療法の適応となる場合があります。現在、治療により90%以上の患者さんが、少なくとも誤食によりショックを起こさないで済む段階に到達しています。

アレルギー疾患でステロイドを使うことに抵抗があります。ステロイドを使わずに治療できませんか?

ステロイド薬は適切に用いられれば他の薬では得られない大きな効果を得ることができます。しかしこれまでメディア等に報道されたステロイドによる副作用症例等から、ステロイドに対し過度の恐怖心を抱いている患者さんもおられるようです。そのようなケースのほとんどは、ステロイドの不適切な使用が原因と考えられており、専門医の指導の元で適切に管理を行えばステロイドの重大な副作用は防ぐことがでます。ステロイドを使わずに病気が重症化し、小児の健全な発育が障害されることの方が問題です。

喘息かどうか、アレルギー検査で診断して欲しいのですが

喘息は発作性に気管支の狭窄、分泌物増加が生じ臨床的には咳や喘鳴を認める病気です。ですから診断のためには気管支が細くなっているということを証明することが重要でスパイロメトリーを用いた呼吸機能検査を行います。ただし、この検査は9歳以上の年齢でないと技術的に難しいため、低年齢のお子さんの場合は臨床経過から診断します。喘息患者さんの約8割の方がダニ、ハウスダスト等に反応があるアトピー型のタイプなので家庭での環境調整を考える上でアレルギー検査は有用と考えます。

おたふくかぜなど予防注射をせずにかかった方がよいと聞きますが、そうですか?

おたふくかぜの自然感染では合併症を併発した場合の後遺症の残る危険度が高くなります。睾丸炎を起こすとほぼ100%男性不妊症になります。最近では片側難聴の大人の患者さんが実は小児期のおたふくかぜ罹患が原因であることがわかってきました。水痘も自然感染→治癒すると、将来帯状発疹を発症する確率がかなり高くなることが知られています。予防可能な疾患に関しては極力予防接種により予防を図ることが大切です。

気管支喘息の治療で吸入ステロイドが成長抑制の可能性があるので心配ですが?

最近欧米のデータでは、吸入ステロイドが成長抑制を起こすかもしれないというデータが示されました。具体的には成人の最終身長に約1cmの差がみられたということです。この結果をもとに学会でも指針が示されましたが、結論としては現在のガイドラインをそのまま運用する、ということです。吸入ステロイドがこれまで、喘息患者さんの治療に多大な功績を残してきたことは紛れもない事実です。吸入ステロイドがない時代、喘息のコントロールがうまくいかず、夜間の頻回の発作のため(睡眠中の成長ホルモン分泌が悪くなり、ひいてはその結果成長障害につながる)ケースも珍しくありませんでした(昔はコントロール不良の喘息患者さんは概して低身長でした)。このような経緯を踏まえて、まずは良好な喘息のコントロールを得られるよう努力する。そのうえで吸入ステロイドの使用は必要最小限を目指したいと考えています。

ときえだ小児科クリニック 045-595-4150