感染予防対策強化のお願い(改定R4.1.21)
オミクロン株流行により感染患者さんが激増しています。院内感染予防のため、再度ご協力をお願します。現在一般枠と非感染枠で受診時間帯を分けていますが、より細分化して運用します。オミクロン株の特長は従来の新型コロナウイルスとは大きく異なるため、現実に即した対応に変更します。
<オミクロン株の特長(特に従来株との違い)>
・上気道感染>>下気道感染;肺炎を起こす頻度が低い(重症化率が低い)
・感染力が強くウイルスの増殖速度が速い(潜伏期間が短い;3~5日)
・上気道のウイルス量が多いため症状がある場合、抗原検査(迅速検査)での診断率が高い
・小児でも発熱症状を認める場合が圧倒的に多い。
☆要約すると従来株→肺炎・気管支炎のウイルス、オミクロン株→かぜ症候群と考えられることからインフルエンザに近いと捉えられます。ただし、インフルエンザでも基礎疾患のある方は毎年3000人前後死亡しており、また健康な小児でも脳炎・脳症や心筋炎を起こすことがあり注意が必要な点には変わりありません。
<外来での基本的な考え方>
・症状(上気道症状;特に発熱)のある方はすべて抗原検査で感染の有無をチェックする。
・濃厚接触者
・無症状;症状がない限り既定の期間隔離を継続する。ただし、高齢者や基礎疾患などリスクの
高い方はPCR検査を行い早期に診断する(陽性者は内服薬の適応になるため)。
・症状あり;抗原検査を行い陽性ならば必要に応じて解熱剤等の処方を行う。
<受診方法のご案内>
一般枠;必ず電話で事前連絡をお願いします(ご連絡なく直接来院されても入室できません)。
・37.5℃以上発熱のある方は、遠隔診療で抗原検査を受けていただきます。陰性確認後対面診療となります。
*病児保育室利用も利用条件を厳格化します(年齢にかかわらずご利用日に4号様式と抗原検査陰性が必須条件となります)またお預かり中は毎日抗原検査を実施します。
非感染枠;入室時37.5℃以上の発熱がある場合、咽頭痛や頭痛等の症状がある場合は入室できません。遠隔診療に切り替えて診療を行いますので来院せずにご自宅から事前連絡をお願いします。
・定期的受診の方(気管支ぜんそく等)で状態が落ち着いている場合は、連続2回を限度にオンライン診療に切り替えることが可能ですのでご相談ください。
*院内感染を防止して患者さんに安心して受診いただけるための対策ですのでご協力よろしくお願いいたします。
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