小児在宅医療(訪問診療)
当クリニックの訪問診療の特徴
●小児専門ですので、お子様の成長・発達を含めた年齢相当のフォローを行います。また必要な定期健診や予防接種を在宅で行います。
●基幹病院では専門診療科(例えば神経外来)でフォローされている場合が多いため、専門外の問題が生じた場合当院で適切な対応を行います。
●基幹病院との連携が取れているので、急変時の入院対応に心配ありません(24時間・365日対応です)。
●オンライン(遠隔)診療システムを導入していますので日常のちょっとした問題に対しても迅速に相談できます。
小児在宅医療(訪問診療)とは?
病院を退院後にご自宅で生活するうえで医療的処置が必要なお子さんの在宅医療的支援を定期的な訪問診療で行っています。
小児の場合、元々の基幹病院が専門的な治療を行い、私たち開業医が訪問看護ステーションと連携して日常の医療的処置や福祉施設や学校等との調整、予防接種(御兄弟も含めて)や健診を実施しています。
在宅で使用する人工呼吸器や酸素濃縮器の貸与、物品(気管カニューレ、栄養管セット、吸引カテーテル等)の供与等も行っています。
対象疾患等
●対象となるお子さん
在宅療養指導管理料の算定対象となる医療的ケアが必要なお子さん(あるいは小児期から移行した成人患者さん)。
●訪問エリア
エリアは保険診療で認められた往診可能圏内(16km以内)
*現在の当院の患者さんは、都筑区、青葉区、港北区、神奈川区、川崎市宮前区と比較的広範囲にいらっしゃいます。年齢は0歳~24歳です。
医療的処置等
在宅で可能な医療的処置は
●人工呼吸器の管理
●在宅酸素の管理
●胃瘻(バルーン)カテーテルの交換
●気管カニューレ交換
●膀胱留置カテーテル交換
●褥瘡の管理
等です。
定期予防接種や採血、必要により点滴処置を在宅で行っています。
連携基幹病院
小児在宅で重要なのは基幹病院との連携です。
随時基幹病院の外来主治医先生と情報交換しながら患者さんの訪問診療を行っています。
現在連携している基幹病院のリストです。
在宅移行までの流れ
1. 在宅医、訪問看護ステーションへ依頼
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基幹病院主治医からのご依頼
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基幹病院→訪問看護ステーション→在宅医(当院)へのご依頼
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2. 退院前カンファレンス(合同)・入院患者さん訪問
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基幹病院で主治医、在宅医、訪問看護ステーション、保健所の保健婦等で退院後のフォロー体制を事前調整(カンファレンス)
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在宅医が入院患者さんを訪問・今後の方針説明
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3. 試験外泊
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4. 在宅調整
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物品、医療機器、お薬等
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基幹病院と在宅医(当院)が調整
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5. 在宅(訪問診療)開始
訪問診療ご希望の方
入院先の主治医の先生とご相談の上、ご依頼ください。