2022年12月10日
mRNAワクチンの光と闇~新知見に対する考察
新型コロナウイルスワクチンの追加接種が始まり、中には4回目、5回目接種となる方もいらっしゃいます。海外では感染予防の面で効果が少ないことからすでに追加接種を取りやめた国も少なからず存在します。それと共に気になるニュースや論文の発表が見られるようになりました。例えば現在主流の...
2022年11月16日
小児のコロナウイルス感染を軽視しないでください
小児感染症の専門医が小児のコロナウイルス感染に関して重大な懸念を表明しています。 オミクロン株の流行以降小児患者さんが増えていますが、1年の間に41人もの小児(半数は基礎疾患なし)が死亡するような流行性疾患を近年我々は経験していません。またブレインフォグや慢性疲労症候群、味...
2022年10月7日
小児コロナウイルスワクチンに対する考え方
第7波(オミクロン株)もピークアウトに向かい患者さんも減ってきました。今後は変異株により夏冬の流行を繰り返すことになると考えられます。これはかつて猛威を振るった強毒性のインフルエンザ(スペイン風邪)が次第に弱毒化して季節性インフルエンザに変化したのと同じような過程だと考えま...
2021年8月21日
小児への新型コロナウイルスワクチンについての最新知見
12歳以上の小児に対する新型コロナウイルスワクチン接種が始まりました。接種に関する最新の知見を専門家が紹介してくれていますので転記します。 12歳以上のコロナワクチン「メリット大きい。接種後の体調管理、相談を」 三谷義英・三重大学先天性心疾患・川崎病センターセンター長に聞く...
2021年6月22日
新型コロナワクチンの小児接種適応を考える
現在使われているファイザー製、モデルナ製ワクチンの接種適応に<12歳以上~>が新たに追加されました。今後、中学生以上への接種勧奨が行われる可能性があることからこの問題を考えてみたいと思います。 <mRNAワクチンとはどういうもの?>...
2021年2月22日
医療の進歩の功罪~気管支喘息の診断が難しくなりました~
20年前に私が横浜市民病院に勤務していたころ、毎年1人は気管支喘息の大発作で緊急入院し、「喘息」が原因でお亡くなりになった患者さんがいました。また当時夜間や休日当直をしていると毎回複数の喘息患者さんが来院され1/3程度が入院するような状況でした。ところが、今や当直をしていて...
2020年9月18日
新型コロナウイルス感染症検査の解説
新型コロナウイルス感染症を診断する代表的な検査に(1)抗原検査、(2)PCR検査、(3)抗体検査がありますが、どのように使い分けるのか解説します。 (1)新型コロナウイルス抗原検査;インフルエンザの迅速検査同様に約30分で結果が出ます。ただし、ある程度コロナウイルスが多量に...
2020年9月6日
インフルエンザ予防接種を今年はぜひ接種しましょう
令和2年8月3日日本感染症学会から~秋から冬にかけての新型コロナウイルス対策~の提言が出されました。毎年この時期季節性インフルエンザが流行します。新型コロナウイルスの流行が重なると様々な困難な状況が予想されることから医療現場を中心とした対策の提言です。まず発熱した患者さんが...
2020年6月1日
保険診療としての「オンライン診療」の概要
保険診療として「オンライン診療」を実施するには以下の条件・規定があります。 (*バイアグラやプロペシア処方等自費診療では適応されません) <前提条件> ●慢性疾患で定期的な通院が必要な患者さんが、明確な理由により定期的通院が困難になった場合に、患者さんの同意の元実施されます...
2020年5月7日
プランルカスト(オノン)を選択すべきですね
FDAから再度、強い警告が出ました。 特にアレルギー性鼻炎には「処方を避ける」よう勧告されています。 日本製のオノンにはこの副作用報告がありませんので今後はそちらを選択すべきですね。 FDA:シングレアにブラックボックス警告 自殺や抑うつのリスク上昇について以前から表示あり...
2020年3月2日
新型コロナウイルス肺炎に関する小児科学会からの提言
新型コロナウイルス感染症が流行し始め、お子さんの感染を心配される保護者の方も多いと思います。小児科学会から現在の対応方法等についてのQ&Aが示されましたので参考にされてください。 http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.p...